商品開発2025春学期活動報告

白嬉 × Agridge 2025年夏コラボ 振り返り

2025年夏のコラボレーションでは、

①横浜国立大学の学生への認知度をさらに高めること

②昨年を上回る売上を実現すること

を目標に掲げました。

4月の初回顔合わせからスタートし、夏野菜を活用したケーキのアイデア出し、試食会、パッケージ決定へと準備を進めてきました。商品の魅力を伝えるためにパンフレットも制作し、デザインや配布先の検討を行いました。

1年生が作成してくれたパンフレット案↓


7月には収穫・加工を経て商品を納品し、16日からは学生センターやコミハでの販売を開始。期末試験前の学生が多い時期を狙って展開しました。さらに8月2日には地域の盆踊りにも出店し、横国生以外の方にも商品を知っていただく機会を設けました。

今回のラインナップは、

Tomake チーズ&バジル

Tomake アマレット

Tomacker チーズ&バジル

の3種類。夏の味覚を存分に楽しめるベジスイーツとなりました。

販売を通じて、「チーズとバジルの組み合わせでトマトの風味が引き立つ」「アマレットの甘い香りがご褒美感を演出してくれる」など、幅広い層から好意的な声をいただきました。特にハーフサイズのケーキは買いやすいと好評で、商品の工夫が支持につながったと感じています。

一方で、横国周辺だけでは白嬉への直接的な集客効果が十分とは言えず、今後は広報・販売の範囲をどう広げていくかが課題であることも明らかになりました。

今後の展望

今回の「横国ベジケーキ」プロジェクトを通じて得られた成果と課題を踏まえ、今後は洋菓子店「白嬉」と以下の4つの方針で連携を深めてまいります。

1. 夏の恒例商品としての定着

毎年夏に「横国ベジケーキ」を発売し、地域に根付く季節の風物詩として定着させていきます。

継続性を持たせることで、学生や地域住民に「夏といえばベジケーキ」という認識を広め、ブランド価値を高めます。

2. 広報・販路の拡大

横国周辺だけでは集客に限界があるため、白嬉の近隣大学(例:フェリス女学院大学など)や地域コミュニティへの広報活動を強化します。

これにより、新しい層のお客様が白嬉を訪れる契機を生み出し、店舗集客の効果を高めます。

3. 持続可能な協力体制の確立

学生は商品開発のアイデア創出に専念し、白嬉は製造面での専門性を発揮する体制を築きます。

これにより、学生には学びと挑戦の場を、白嬉には無理のない形での新商品開発機会を提供し、双方にとって持続可能な協働を実現します。

4. 四季を通じたベジスイーツブランドの発展

夏に限らず、秋や冬の野菜(かぼちゃ、さつまいも、根菜など)を活用した新スイーツ開発にも取り組みます。

四季折々の野菜を生かすことで、「横国発ベジスイーツブランド」として地域に根差した新たな食文化の創出を目指します。

2025年夏も、横国の畑から生まれたスイーツは多くの人に「おいしい驚き」を届けました。

これからは秋・冬の季節にも広がる新しい挑戦に、ぜひご期待ください!

横浜国立大学 地域課題実習 アグリッジプロジェクト

アグリッジプロジェクトは横浜国立大学地域課題実習において学生公募により立ち上がりました。農業による地域活性化を理念に掲げ、熱意のある学生が独自の視点で日々奮闘中です。

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