聞いてみました!秦野の好きなところ

今回の秦野ツアーを企画したメンバーから、秦野の好きなところを聞いてみました!!

「共に育った自然、秦野の地」

同じ小田急沿線で生まれ育った私にとって、電車に乗っていると秦野は田んぼや渓流の風景が美しく身近に感じられました。また、幼い頃に秦野で農業をしている知人のもとで農業体験をさせてもらったことや丹沢登山をしたことなど、秦野の自然が雄大であるという印象が強く非常に親近感を持っています。高校時代に秦野の友人と登山や四十八瀬川の渓流巡り・サイクリングをしたことなど思い出がたくさんあり、たくさんお世話になってきました。都心から比較的近い貴重な自然や農業の魅力を伝え、恩返しをしたいと思います!


「山々に囲まれているところ」 

ワンダーフォーゲル部である私が日頃お世話になっている丹沢の山々は山頂などからは富士山を望むこともでき登りがいもある大好きな山が多いです。秦野ではそんな山を一望することができます!都心からのアクセスも良いのに、豊かな自然が今なお残されており、人々が自然と共生している様子が感じられる街!!!そんな秦野に魅力を感じています!

「秦野名水」

視察調査した際に秦野名水を飲み、まろやかさとすっきりした味わいに感動しました。しかし、その裏には名水復活までのドラマが隠れていました。

1989年、秦野の湧水から有害物質が高濃度で検出されました。その発生源は工場や事業所でした。そこで、全国初となる「地下水汚染の防止及び浄化に関する条例」を制定し、条例に基づく調査と浄化作業を開始しました。そして、市民が一致団結して保全運動を推進し、汚染地下水の揚水浄化事業を本格的に実施しました。ついに、2004年には湧水の汚染濃度が基準を恒常的に下回り「名水復活宣言」が出されました。もともと水質回復まで100年ほどかかると予測されていましたが、15年という異例のスピードで回復しました。

このように、市民一人一人の団結心が大きく実ったところに感銘を受けました。


「地球の生命力を感じられる地層」

私は大学で地学を学び始めていますが、地球の大きな力を実際に目で見て感じられる地層がある点が秦野の特徴だと感じます。秦野の魅力である自然や水は、地球の大きな動きによってつくられています。12~13万年前の自然の営みが今の私たちの生活をつくっていると考えると、地球の壮大さを感じられるのではないでしょうか?


「水は秦野最大の魅力」

秦野を訪れて最も印象に残ったのは、水の豊かさとその美味しさでした。実際に秦野の水でコーヒーを割って飲んでみたところ、口当たりが非常に澄んでいて、驚くほどすっきりとした味わいになりました。普段口にするものと同じ飲み物であっても、水が変わるだけでここまで風味が違うのかと強く感じました。

また、水源を見学した際には、その透明度の高さに目を奪われました。水底までくっきりと見通せるほど澄み渡っており、自然の中から絶え間なく湧き出す清水の力を実感しました。地域の暮らしや農業を支えてきた理由が、目の前の光景から理解できた気がします。

もちろん秦野の魅力は水だけにとどまりません。都心から近い距離にありながら、豊かな自然環境と生活の利便性が両立している点も大きな特徴です。しかしながら、私にとって最も心に残ったのはやはり「水」であり、その恵みがこのまちを形づくる根幹であると感じました。

横浜国立大学 地域課題実習 アグリッジプロジェクト

アグリッジプロジェクトは横浜国立大学地域課題実習において学生公募により立ち上がりました。農業による地域活性化を理念に掲げ、熱意のある学生が独自の視点で日々奮闘中です。

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